プロが教える車の防犯対策メディア|くるまもーる

sponsored by 加藤電機株式会社

目次
プロが教える車の防犯対策メディア|くるまもーる » 盗難被害の多い車種別の対策方法 » ハイエースの盗難対策

ハイエースの盗難対策

ハイエースは、トヨタ自動車が製造・販売しているワンボックスカー。自家用車だけでなく商用車としても使われているケースが多く、人気も高いため盗難件数も増えています。

ここでは、ハイエースが盗まれる理由や対策方法についてまとめてみました。

盗難のイメージイラスト

ハイエースの盗難被害

2007年から盗難件数ワースト10位に入り続けている

一般社団法人 日本損害保険協会が発表した自動車盗難事故実態調査結果(調査期間2020年1月1日~2022年12月31日)によると、2022年のハイエースの盗難件数は83件

ランキングでは6位という結果ですが、ハイエースは2007年から継続して10位以内に入っている車種なのです。

※参照元:一般社団法人 日本損害保険協会【PDF】(https://www.sonpo.or.jp/about/useful/jidoshatounan/pdf/news_22-21.pdf)

ハイエースが盗まれやすい理由

国内外問わず需要が高い

ハイエースは、日本国内はもちろん、国外でも非常に高い需要があります。特に東南アジアやアフリカなどでは、商用車としての利用価値が高く人気の車両です。

一度盗まれたハイエースは、国外に持ち出されることも多く、高値で取引されることがしばしばです。日本国内では処分されにくくても、海外では高い需要を持ち続ける存在です。

頑丈で多用途

ハイエースは頑丈で耐久性が高く、商用から個人利用まで用途が広がります。商業用バン、貨物運搬、さらにはキャンピングカーへの改造まで、その適応力はまさに万能です。

加えて、信頼性の高いエンジンや部品は、盗まれた後もパーツ単位で売りさばかれることが多く、一台で多くの利益をもたらす存在です。

防犯性能の低さ(旧モデル)

200系1型・2型・3型前期には標準のイモビライザーが搭載されていないこともあり、頑丈で需要が高いにもかかわらず、防犯性能が低さから窃盗犯にとって格好の獲物となります。

特に、イモビライザーのような盗難防止装置が搭載されていないモデルは、鍵のコピーや電気的手段で簡単にエンジンを始動できてしまいます。このような車両は、まさに「盗んでください」と言わんばかりの状態です。

近年のモデルでは対策が進んでいるものの、旧型の盗難が後を絶たない理由の一つです。

目立ちにくい外観

ハイエースの盗難が多い理由として、その外観の目立たなさも挙げられます。商用車として一般的に多くの人が見かける車両であり、街中に溶け込んでしまうため、窃盗犯にとっては非常に「身を隠しやすい」存在です。

例え盗難されても、街中で見かける普通のバンとして扱われれば逃げ延びることができます。

盗難に時間がかからない

盗難の手口において、表面上は大きくて頑丈そうなハイエースですが、実際には旧型モデルを中心に非常に短い時間で窃盗が可能です。また、巧妙な技術や特別な装置は必要なく、簡単な工具さえあればエンジンをかけて走り去ることもできる車両です。

ハイエースが盗まれやすい場所

都市部の住宅地や商業地

住宅地や商業地では、日常的に使われる駐車場に停められているハイエースが狙われがちです。特に、夜間や長時間停めっぱなしになる路上駐車やコインパーキングなどは、まさに「狙われやすい獲物」となります。

都市の喧騒の中では、少しの油断が命取りとなるのです。

監視カメラが少ないエリア

監視カメラのないエリアや、人気のない駐車場では、窃盗犯も目を付けているでしょう。工場や倉庫の駐車場、夜間の暗いエリアなどでは特にこの傾向が強く、ハイエースが静かに消え去ることも少なくありません。

交通の便が良い場所

高速道路の入り口や幹線道路に近い駐車場は、窃盗犯にとって最適な場所です。車を盗んでから迅速に逃げられる環境が整っているため、これらの場所に駐車しているハイエースは、特に狙われやすいです。

窃盗犯は盗んだ車両を迅速に、かつ人目につかず移動させたいため、交通の便が良い場所を好む傾向にあるのです。

よくあるハイエースの盗難手口

窓ガラスを割って侵入

窓ガラスを割って車内に侵入するというスタンダードな手段が使われています。

とくに、ハイエースの小窓は音を立てずに簡単に割れるとも言われているため、注意が必要です。

リレーアタック

リレーアタックは、スマートキーから発信される微弱な電波をキャッチし、中継器を通してロックを解除する手口。

スマートキーが搭載されているハイエースでは、このリレーアタックで盗難に遭うケースも少なくありません。

CANインベーダー

車の電子回路・電気系統の装置をつなぐシステムである「CAN」に侵入し、ドアロックを解除してエンジンを始動させるCANインベーダー。

近年、リレーアタックに代わって増加している盗難手口のひとつです。車側には、本物のカギで開錠したと誤認させるため、メーカー純正のセキュリティシステムは作動しません

ハイエースの盗難対策

後付けのセキュリティシステム(イモビライザー)を導入する

ハイエース200系3型の後期モデルからはイモビライザーが全車標準搭載されていますが、それ以前のモデルには搭載されていません。

そのため、後付けのイモビライザーを設置するのもひとつの手段でしょう。

イモビライザーを後付けするにあたっては、設置場所や設置の方法によって防犯能力に大きな差が出ます。知識がないと難しいため、専門店に依頼することをおすすめします。

後付けのセキュリティシステム
についてもっと詳しく知る

ハンドルロック、タイヤロックを設置する

ハンドルロックやタイヤロックといった物理的なセキュリティも効果的です。

どちらも物理的なロックでハンドルとタイヤを動かなくするものですが、解除に時間がかかるものを窃盗犯は敬遠するため、心理的な抑止効果も期待できます

ハンドルロックなど
についてもっと詳しく知る

GPSシステムを導入する

GPSシステムは、人工衛星からの情報を利用して車の位置を把握するためのシステム。

窃盗グループは、GPS対策として盗難車を一時的にコインパーキング等に放置すると言われているため、GPSが付いていれば追跡できる可能性があります

ただし、GPSシステムはあくまでも“盗難後”の対策のため、盗難を未然に防ぐ対策とも併用するようにしましょう

スマートキーの電波遮断グッズの導入

スマートキーから出る電波を受信されないよう、電波を遮断するケースに入れておくのも有効です。

スマートキーからは常に微弱な電波が発せられているため、電波を遮断してしまえばリレーアタックによる被害を防げる可能性が高まります。

リレーアタックの対策
についてもっと詳しく知る

編集チームまとめ

長期にわたって盗難被害が続いているハイエースでは、年代やモデルに関わらず、常に盗難対策を講じておくことが大事

しかし車の盗難防止装置にはさまざまな種類があって、どれを選べば良いか迷うという方も少なくないでしょう。特に「セキュリティシステム」などの取り付けには、専門的な知識が必要。

カーセキュリティの専門会社・販売店に相談する中で、自分に合った対策方法をぜひ検討してみてください

車防犯の"プロ"に
話を聞いてきました
監修
sponsored by 加藤電機株式会社
super visor
車防犯のプロが考える
カーセキュリティとは

「ハンドルロック」「タイヤロック」「セキュリティシステム」「GPSシステム」など多種多様な商品があるカーセキュリティ業界。他方で、車両を狙う犯人側の技術も日々進化しています

だからこそ、カーセキュリティを考えるにあたっては、最新の車両犯罪情報を基に対策を行うことが重要。専門店のプロに相談しながら、愛車を守りぬく方法を見つけてみませんか。

イラスト
加藤 学
(加藤電機株式会社)

約30年間、カーセキュリティ分野におけるトップシェア(※富士経済調べ)を誇る日本の車防犯におけるプロフェッショナル。

日本各地の警察署や防犯協会と共に、車関連の犯罪手口調査を毎年実施。そのような活動が評価され、愛知県警本部や警察署等から10回以上の表彰経験も持つ