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タイヤロック/ハンドルロック

車の盗難防止対策として、シンプルながら高い効果を発揮すると言われているのがタイヤロック・ハンドルロック(ステアリングロック)です。ここではそれぞれの装置の特徴と効果、製品の選び方についてご紹介していきます。

サイト監修者

加藤 学
(加藤電機株式会社)

今回話を聞いた車防犯の"プロ"

約30年間、カーセキュリティ分野におけるトップシェア(※富士経済調べ)を誇る日本の車防犯におけるプロフェッショナル。

日本各地の警察署や防犯協会と共に、毎年、車関連の犯罪手口を調査することで製品開発に勤しんでいる。

そのようなカーセキュリティの普及活動が評価され、愛知県警察本部や警察署等を中心に10回以上の表彰経験も持つ

タイヤロックとは

タイヤロックとは、車のタイヤに取り付ける盗難対策グッズ。クワガタ状の装置を取り付けることでタイヤを固定し、動かないようにするものです。

犯人側は目星の車を探し必ず下見をしますので、そのタイミングで「盗むのに時間がかかりそうだ」「他の対策も行っているかもしれない」と思わせることが重要。そうすることで、狙われにくくするという効果が期待できます。

タイヤロックは難しい操作なしに装着でき、開閉も専用のカギだけでOK。カギについてはディンプルキーを採用するなどで、ピッキングや複製を防いでいる製品も多くなっています。

タイヤロックは意味が無い!?

タイヤロックは、手軽かつ窃盗犯への防犯アピールに効果的な盗難防止策ですが、インターネット上では「意味がない」という記事を見かけることもあります。本当にそうなのでしょうか?意味が無いと言われる理由と効果的な使用方法を解説します。

サイズが合わないと効果が低い

タイヤロックは、車種やタイヤのサイズによっては、十分な効果を発揮しないことがあります。特に、ロックのサイズがタイヤに合わない場合や、大型車に対して小さなロックを使用する場合、盗難を防ぐ力が低下します。さらに、車種によってはホイールごと交換する手法や、車体を持ち上げて盗むことでタイヤロックを無力化するケースもあります。ですので、車両に合った適切なサイズのロックを選ぶことが重要です。

解除ツールの進化

タイヤロックを外すための専用ツールや手法が進化しており、プロの窃盗犯はこれらのツールを使って短時間でタイヤロックを解除できます。特に安価な製品や強度の低いものは、簡単に破壊されることがあるため耐久性の高い製品を選ぶことで、タイヤロックの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

ロックの設置が面倒

駐車時にタイヤに挟む作業自体は単純ですが、これを毎日乗り降りのたびに繰り返すのは手間に感じられ、徐々に使用頻度が減ることがあります。また、屋外で使用することが多いため、カギ穴が錆びやすくなり、開閉に支障をきたすこともあります。出かける際に急いでいると、タイヤロックの取り外しも煩わしく、鍵の管理も増えるため紛失などのリスクから不便さを感じる方も少なくありません。こういった理由から「意味がない」と感じる方が多いのかもしれません。

効果的なタイヤロックの使用方法

複数のロック装備を併用する

タイヤロック単体では十分でない場合があるため、ハンドルロックやペダルロックといった他の物理的な防犯器具や後付けのセキュリティシステムを併用することが推奨されます。車両に複数の障害を設定することができれば、窃盗犯の盗難にかかる時間や手間を増やし、犯行を諦めやすくなります。

駐車環境を工夫する

タイヤロックの使用とともに、監視カメラが設置されている場所や人目につく場所に駐車することも重要です。タイヤロックはあくまで物理的な抑止力ですが、人目に付きやすい場所に車を駐車することで、さらに心理的な抑止効果を高めることができます。

GPS追跡システムとの併用

タイヤロックに加えて、GPSトラッカーを車両に装備することで、盗難が発生した際の追跡が可能になります。物理的な防犯とデジタルな追跡を組み合わせることで、盗難された場合でも迅速に対応ができるでしょう。

タイヤロックはどうやって選べば良い?

タイヤロックの画像
※引用元:加藤電機公式HP(https://shop-security-lounge.com/shopdetail/000000000300/ct17/page1/recommend/)

タイヤロックの強度を見る

タイヤロックを選ぶ際には、特殊合金などの堅牢な素材で作られた製品を選びましょう。タイヤロックの強度が低いと、ムリに車を発進させる、ロック自体を破壊されるといった行為で車を盗まれてしまうことがあります。また、品質の高いタイヤロックは、ピッキングが困難な鍵を採用しているものもあり、盗難防止効果を高めます

タイヤロックの重量を見る

タイヤロックは3kg以上のものを選ぶとよいでしょう。軽いロックは薄い金属やプラスチックが使用されている場合が多く、専用の工具で簡単に切断できてしまいます。軽量なロックは持ち運びや設置が簡単に行える利点はあるものの、盗難犯にとっても容易に扱えるため、物理的な抑止力が弱まります。また、軽いものは見た目で効果が薄そうに見えるため、心理的抑止力も低下し、犯行を思いとどまらせる力が弱くなります。

タイヤのサイズに合ったものを選ぶ

タイヤロックには複数のサイズがあり、タイヤのサイズに合わせて選ぶ必要があります。

大きなサイズのタイヤに小さいロックを装着しても、車のパワーが強ければそのまま盗まれてしまう可能性がありますので注意しましょう。

目立ちやすいものを選ぶ

ひと目見てタイヤロックが装着されていると分かるよう、赤や黄色などの目立つ色・デザインの製品を選ぶことも重要です。

人目に付きやすい車や、盗難に時間がかかりそうな車であると分かれば、高い抑止力に繋がります

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ハンドルロックとは

ハンドルロックの画像
※引用元:加藤電機公式HP(https://shop-security-lounge.com/shopdetail/000000000028/ct17/page1/recommend/)

ハンドルロック(ステアリングロック)とは、物理的にハンドルを回せなくする固定装置のこと。

万が一、窃盗犯が車内に侵入してもハンドルを動かすことができないため、車が盗まれにくくなります。

標準装備として内蔵タイプのハンドルロックが搭載されている車も多くなっていますが、この場合はエンジンが始動すれば簡単に解除されてしまいます。物理的なハンドルロックを併用することで、抑止効果を高めるようにしましょう。

ハンドルロックはどうやって選べば良い?

カギ式とダイヤル式から選ぶ

外付けのハンドルロックには、カギ式とダイヤル式があります。カギ式のハンドルロックは、装置を取り付ける際にカギを使用するタイプ。カギだけで手軽にロックを付けたり外したりできますが、カギをなくすと車が動かなくなるため注意が必要です。

ダイヤル式のハンドルロックは、設定した暗証番号をダイヤルで合わせることにより、ロックの装着・解除を行うもの。カギを持ち歩く・保管するといった手間はなくなりますが、簡単な番号だと破られやすくなる、暗証番号を忘れる恐れがある、というリスクがあります。

スポークのロックができるものを選ぶ

ハンドルロックにはさまざまな製品がありますが、できればグリップ部分だけでなく、ハンドルの外側を支えるスポーク(柱)のロックが可能なものを選びましょう。

スポークまで固定できると、ハンドルを切断してロックを解除するといった方法を取りにくくなるため、高い防犯効果が期待できます。

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重要なのは、タイヤロック/ハンドルロックだけに頼りすぎないこと

タイヤロックや、ハンドルロックをはじめとする物理的な対策も、立派なカーセキュリティの1つです。

仮にエンジンをかけられたとしてもまともに運転することができなくなるため、盗む車を物色している段階で「あぁ、この車はやめておこう。」と思わせることも可能です。

しかし、タイヤロックをしていたとしても、車ごとレッカー移動をするケースや、専門の工具によって器具を切断した上で盗難に及ぶケースも散見されます。

だからこそ、「タイヤロック」をしながら、「後付けのセキュリティシステム」も同時に導入するなど、複合的な対策で愛車を守る必要があるのです。

カーセキュリティ専門店で
愛車にあった盗難対策を知る

万全の防犯体制を構築して、盗難を"未然に"防ぐことを目指すなら「後付けのセキュリティシステム」は必須事項。

専門店であれば、システムを説明書通りに車両へ取り付けするのではなく、「防犯性をどの程度求めるのか」をあなたと相談しながらより良い方法で取り付けてくれます。

そのような取り付け方ができるのは、犯人側の手口や傾向についての情報収集を日々行い、その裏をかいた設置方法や、非常に見つけづらい場所への取り付けなどを研究している専門店だからこそなのです。

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だからこそ、カーセキュリティを考えるにあたっては、最新の車両犯罪情報を基に対策を行うことが重要。専門店のプロに相談しながら、愛車を守りぬく方法を見つけてみませんか。

イラスト
加藤 学
(加藤電機株式会社)

約30年間、カーセキュリティ分野におけるトップシェア(※富士経済調べ)を誇る日本の車防犯におけるプロフェッショナル。

日本各地の警察署や防犯協会と共に、車関連の犯罪手口調査を毎年実施。そのような活動が評価され、愛知県警本部や警察署等から10回以上の表彰経験も持つ